水虫(白癬)とは?
水虫は、白癬菌というカビが皮膚に感染してしまったためにおこる感染症です。
一般的に良く知られているため、市販のお薬で治療する方も多いのですが、水虫は、カビであるため市販薬で直ったと思っていても皮膚の目に見えない部分に根っこが残っていたりすると再発の危険性が高くなります。
場合によっては、以前より悪化してしまうこともありますので、適切な治療を行うことが大切です。
水虫の原因について
代表的な水虫の原因菌は、皮膚表面の角質層にあるケラチンを栄養にして寄生するカビの一種です。
正式には白癬菌と呼ばれており、数種類存在します。
これらの菌は胞子の状態で、簡単に風によって舞い上がり、衣類や靴などに付着します。
それらが今度ほこりなどと一緒になり、家中に付着することになります。
つまりは同様に素肌(足裏)に付着することになりますが、どんな人でも必ず水虫に罹るという訳でもありません。
というのも、普通に歩くだけでも、付着した菌は簡単に落ちてしまうのです。
たまたま足の指の間が汗でぬれていたり、足の裏のかさかさ荒れたところや皮膚バリヤーが弱まっている部分に菌がつくと、そこに住み着いてしまい、ひいては増殖し、水虫の症状が現れてきます。
症状
水虫には3つのタイプがあります。
1. 趾間型
最もよくみられる型で、足の指が白くふやけて皮がむけます。足の指の間、特に4番目と5番目の指の間に生じやすく、症状がひどくなるとむずがゆいことが多いです。
2. 小水疱型
土踏まずや足の側縁に赤みを帯びた小さな水疱が多発します。時にかゆみを伴います。
3. 角化型
足の裏、特にかかとの角質がかたく厚くなり、表面がざらざらになって皮がむけてきます。冬にあかぎれやひび割れを作ることもあります。かゆみはほとんどありません。
水虫の診断は?
足や手にかゆいぼつぼつや皮むけができると水虫だと思い込みがちですが、水虫だと思って医師の診察を受けた人の3人に1人は全く別の病気だった、というデータがあります。その大部分は、湿疹やかぶれであり、自己判断で市販の水虫薬を使った場合、悪化することがあり、水虫かなと思っても、自己判断は禁物。医師による正しい診断のもと、正しい治療をすることが根治への近道です。
診断は、皮膚や爪の一部を顕微鏡で拡大し、白癬菌の菌糸の有無を調べます。約5分から10分で簡単に白癬菌を見つけることができます。
治療について
治療は、抗真菌薬といわれる白癬菌に対して殺菌能力をもつ塗り薬を処方します。
爪の水虫には飲み薬を処方することもあります。
ご家族への感染も心配されますので、感染予防のための指導も行います。
水虫の治療は根気よく続けることが大切です。かゆみや症状が治まったとしても自己判断で治療を途中でやめてしまったりせず、不明なことやお悩みを含めどうぞお気軽に当院にご相談下さい。
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